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N-Global in フィリピン(セブ)研修

 本校高校生および中等部生あわせて17名が、7月31日にフィリピン(セブ)での研修に向けて出発いたしました。本研修は単なる語学学習にとどまらず、現地が直面する現状に直接触れることで視野を広げ、課題を主体的に捉えるグローバルリーダーの育成を目指しています。

【1日目:移動日】
 初日は移動が中心となりました。海外経験が初めてという生徒も多く、緊張や不安の表情も見られましたが、それ以上にこれから始まる新たな学びへの期待に胸を膨らませていました。


【2日目:歴史・文化学習】
 2日目は、サント・ニーニョ教会やサン・ペドロ要塞、マゼラン・クロス、マゼラン記念碑、日本軍慰霊碑といった史跡を巡り、フィリピンの歴史的背景と文化についての理解を深めました。 途中、サント・ニーニョ教会にて激しいスコールに遭い雨に降られるハプニングもありましたが、集中的な雨によって立ちまち道路が冠水する様子を目の当たりにし、現地のインフラ整備の現状や都市課題について身をもって考える機会となりました。

【3日目】
 午前中にゴミ山地区を訪れました。そこで暮らす人々から地区の成り立ちや生活の厳しい現状について話を伺い、現地の子どもたちとの交流を通してフィリピンが抱える構造的な貧困問題について理解を深めました。午後は山村のスラム地区へ足を運び、様々な背景から移住を余儀なくされた人々の生活現場を視察しました。現地では、子どもたちとのダンスや食事の提供に加え、生徒たちが渡航前に練習を重ねてきた空手を披露し、言葉の壁を超えた交流を深めることができました。一見すると過酷で不自由な生活環境の中にあっても、絶え間ない笑顔を見せる子どもたちの姿は、生徒たちに「真の幸せとは何か」という問いを投げかけてくれました。恵まれた日常を当たり前とせず、自らの生き方や社会課題への関わり方を根本から見つめ直す、極めて意義深い一日となりました。


【4日目:語学研修・起業家講演・環境インフラ企業視察】
 午前は現地講師とのマンツーマン英語レッスンを行いました。これまでの現地体験を振り返って英語でアウトプットするとともに、SDGsの観点から日本とフィリピンの「教育・貧困・環境」に関する比較議論を展開しました。国際的な視野から自国を相対化し、主体的な問題意識を養う好機となりました。昼食時には、現地で日本食レストランを経営される永井様より、講話を頂戴しました。現地における女性社会進出の現状や異国での起業ストーリー、フィリピンの高等教育事情など、グローバルなキャリア形成につながる貴重なお話を伺うことができました。
 午後は、フィリピンの廃棄物処理問題に取り組む日系企業「SM GUUN」様を視察いたしました。現地における環境課題に対して高い情熱と高い技術力で挑む日本企業の姿勢に触れるとともに、埋め立て処理の限界といったリアルな現場課題を見学しました。
 課題解決に向けて「地球市民」としてどのような役割を果たすべきか、将来の探究に向けた深い洞察を得る一日となりました。

(C) 2017 The Second High School, Tokyo University of Agriculture.