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令和3年度大学入試 合格者の声

 3月1日に卒業式を終え、551名の卒業生が本校を巣立ちました。一人ひとりが勉強や部活動など、それぞれに対して目標を掲げ、3年間切磋琢磨しながら取り組みました。ここで現時点でまとめられている合格者の声をお伝えしたいと思います。まだ、入試も続いておりますが、一人ひとりの進路実現を目指して、教職員一同、最後までしっかりとサポートさせていただきます。

 なお、3月10日現在の令和3年度大学入試合格速報は下記のPDFファイルをご確認ください。
 ◆令和3年度大学入試合格速報【現役生】(令和3年3月10日現在)

質問項目は下記の通りです。
◆氏名(出身中学校)
進学先・学部・学科等
(1)今のあなたの進路を決めたのはいつですか。また、その理由を教えてください。
(2)その進路を実現するために、農大ニ高で何を学び、どのように学習に取り組みましたか。また、どのような授業や講座が役に立ちましたか。
(3)農大ニ高にこれから入学を希望する中学生に、農大ニ高の魅力(仲間、先生、校風、設備、授業カリキュラムなど)を、あなたの言葉で伝えてください。

◆長野 初海さん(高崎市立箕郷中学校)
 東京大学 理科一類
(1)高2の時に新聞部の活動で、高崎の地域活性化に関する取材を行ったことや、研修旅行先のシンガポールの都市開発を実際に目にしたことなどで、まちづくりや建築を学びたいと思うようになり、東京大学理科一類を志望しました。東京大学でも主体的に学び、専門知識を身につけて、人と人との関わりを大切にしたまちづくりに参画することが今後の目標です。

(2)塾に通わずに学校の勉強だけで一般試験に耐えうる学力をつけようと努力をしました。通塾しないことで自由に使える時間が多くなり、勉強以外でも興味関心を追求できたことが進路決定に繋がったと思います。日々の授業に全力で取り組むこと、友人と質問し合い、疑問点は先生に積極的に質問することを心がけました。

(3)農二では色々な考え方を持つ人たちが、それぞれの違いを尊重し、相手の気持ちを慮りながら自分本来の姿で学校生活を送っています。勉強や部活動など、それぞれの目標に向けて努力する仲間と、それをサポートしてくれる先生方がおり、そのような環境で三年間過ごしたことが今の自分をつくっていると思います。「自分の可能性を広げてくれる人や機会にたくさん出会える場」であることが、農ニの魅力だと思います。

◆土屋 皓亮さん(藤岡市立北中学校出身)
東北大学 工学部 化学・バイオ工学科
(1)高3夏の三者面談時に、担任の先生から「東北大に合格できる実力があるよ」と、言ってもらったことがきっかけでした。

(2)数学は予習をできるだけ早く終わらせて青チャートを解きました。東北大を志望校に決めてからは過去問を解いたり青チャートで既習事項の抜け漏れを確認したりしました。化学・物理は授業での復習、演習を徹底しました。また、朝や放課後の講習も積極的に受講しました。理解の曖昧な部分は先生に質問をするよう心がけ、また、教育系のYouTubeも活用しました。

(3)農ニは学習環境が整っていると思います。その環境を十分に活用してください。特に、1・2年時にどれだけ頑張れるかが後々の受験でとても重要になってきます。高校受験で頑張った人は疲れも感じるかとも思いますが、高校に入学しても引き続き頑張ってください。

◆森 遥香さん(伊勢崎市立宮郷中学校出身)
お茶の水女子大学 文教育学部 言語文化学科
(1)高1の春です。もともと文学に興味があり、日本の文学作品を通して各時代の人々の生き方や考え方、時代背景を学びたいと考えていました。幅広い文学作品を様々な方法で多面的に研究することができ、少人数制授業や文理横断的に学びを存分に追求できるお茶の水女子大の環境に惹かれました。

(2)塾に通っていなかったため、日々の授業や課題に丁寧に取り組むことを意識していました。農二の先生方は専門分野の知識だけでなく、多岐にわたる知識と深い教養を持ち合わせているため、授業中の説明や何気ない雑談が全く別の場面で役立つことが多々あり、自分の中の引き出しを増やすことができました。また、企業の方や大学教授、各界の著名人を招いた講演会では、学校で学習する教科の垣根を超えて「学ぶ」ことの楽しさを実感することができました。

(3)農二の先生方は、生徒一人一人と真摯に向き合ってくださいます。担任の先生をはじめ、各教科の先生方の的確なアドバイスに私自身も何度も救われました。個性豊かで一風変わった面白い先生ばかりなのも農二の魅力の一つだと思います。また、農二には高い志を持ち、目標に向かって努力を惜しまない生徒がたくさんいます。毎日頑張っているクラスメートや友達に感化されて「私も頑張ろう」と思えた日々でした。早朝や長期休みも自習室で毎日友達と勉強した日々は今となっては良い思い出です。共に競い、励まし、切磋琢磨することができる仲間と出会うことができることも農二の良さだと思います。

◆高橋 勇旭さん(高崎市立豊岡中学校出身)
筑波大学 理工学群 工学システム学類
(1) 高3の夏頃に筑波大学を受験しようと決めました。挑戦校ではありましたが、筑波大学が本当に自分が学びたい学問ができる場であることと、就職に強い大学であることなどを考慮して決断しました。

(2)学校で課されたことだけでなく自分にとって必要な学習を考え、主体的に学習に取り組みました。特に数学は授業の予習にもかなり力を入れ、さらに問題集等を使って演習量を増やしました。また、授業だけでは足りない入試レベルの演習を行う場として放課後講習が役に立ちました。

(3)農二は学習意欲の高い生徒が多く、自習室などの学習環境も整っています。文化祭等のイベントも大々的に行っており、クラス間・コース間の隔たりなく楽しめるところも農二の魅力だと多います。

◆入江 この葉さん(高崎市立高松中学校出身)
 群馬大学 理工学部 物質・環境類
(1)高2の夏に志望を決めました。理由は自宅から通える国立大学であることと、また興味のある学部があることです。

(2)農ニでは、行事や部活を通して様々な人たちと協力することの大切さを学び、その活動を通して大きな充実感を得ました。地域社会に目を向けると、自身の得意なことや興味のあることにつながる新たな発見があることもわかりました。学習面では授業の予復習を大切にしました。具体例に紐づけた説明をしてくれる先生の授業を通して教科への興味関心が増し、学習意欲が向上しました。

(3)農二には生徒・先生の数が多いため、多種多様な個性を持った人と出会え、彼らと接することで、今までの自分にはなかった観点から物事を捉えることができるようになれる可能性があることが魅力だと思います。勉強でも部活動でも、各自がそれぞれの目標をもって努力できる環境が整っています。

◆橋爪 香裕さん(前橋市立第一中学校出身)
獨協医科大学 医学部 医学科
(1)幼い頃から医師になりたいと考えていたため、中学時から医学科への進学を決めていました。

(2)Ⅰコースは午前8時から始業する「0限」授業が月曜日から金曜日まであります。0限授業のおかげで、朝から集中して勉強できるようになりました。他のコースよりも授業数が多い分、学習しなければならない事柄も多くなるので、授業でわからないところがあった時には、躊躇せずにすぐに教科担当の先生に質問することを心がけ、学力を伸ばすことができました。

(3)農二には自習室や職員室前の廊下に学習スペースがあるなど、学習に集中できる環境があり、また、0限授業や放課後講習など学習サポート体制も整っています。先生たちは生徒の些細な相談にも耳を傾けてくれ、質問がし易い雰囲気が校内にあることは農ニの魅力だと思います。

◆高橋 みなみさん(高崎市立豊岡中学校出身)
立教大学 社会学部 現代社会学科
(1)高3の4月に志望校を決めました。2年時にシンガポールを研修旅行で訪れ、様々な文化が交錯する街をみて、多文化共生社会に興味をもち、詳しく学びたいと思ったことがきっかけでした。また、英語教育の充実や、他学部の授業の受講可能など、自分の視野を広げるチャンスがたくさんある点も立教大学の魅力的だと思います。

(2)外部英語検定試験のスコアが出願条件だったので、英語学習に集中して取り組みました。リスニングが苦手だったので、TEDを使い、社会学、心理学、経営学などをテーマにした動画をみて、英語を聴くことに慣れるよう学習しました。自分の興味のある分野の動画をみることで、毎日続けやすかったです。また、現代社会の先生に、社会学を学ぶ際に役に立つ本を紹介して頂きました。どの教科も、どこかで社会と繋がっているということに気付き、より熱心に授業に取り組むことができました。
また、リーディングの授業ではレベルの高い文章を精読し、長文読解力の向上に繋がり、OCで行った英作文の練習が、英検のwritingに活かされたと思います。

(3)農二の魅力は、先生方が生徒に寄り添い、それぞれの道を応援して下さることだと思います。部活動と勉強の両立に疲れ、精神的に追い込まれてしまったときも、支え励まして下さったのは担任の先生でした。各教科の先生方も、質問があるときは理解するまで丁寧に教えてくれ、進路の相談にも乗って下さいました。合格が決まったときは、自分のことのように喜んで下さった先生方に、感謝の気持ちでいっぱいです。また、海外への研修旅行も魅力だと思います。研修旅行ではじめて海外を訪れた私にとって、文化も宗教も言語も違う人々が同じ風景を見ている、という光景がとても新鮮に映り、自分の中の常識や考え方が変わりました。シンガポールで感じたことは、後の進路を考えるきっかけとなりました。農二は、部活動と勉強の両立が出来る学校です。やりたいことに一生懸命取り組んで、充実した学校生活を送ってほしいと思います。

◆羽切 一貴さん(高崎市立塚沢中学校出身)
 東京農業大学 地域環境科学部 造園科学科
(1)農大の造園科学科で学びたいという希望が中学の時からあったため、優先入試制度のある農二を受験しました。また、父の母校が農二・農大であったことも理由です。

(2)苦手な教科があったのですが、教科担当の先生が丁寧に指導してくださり、克服することができました。夏休みには夏期講習があり、自分に必要な講座を選択して受講することで学力を向上させるように努めました。農大の併設高校優先入試を受験するためには、基準となる評定平均値以上を取らなければならないため、普段の授業の予習および復習を徹底するよう心がけました。

(3)農二に入学後、担任の先生に進路の相談をしたところ、三年間をどのように過ごし、どのような学習を行うべきか、具体的に教えてもらえました。また、私は剣道部に所属しており、日々の練習と学業の両立は大変でしたが、顧問の先生にも励ましてもらい、目標とする進路を実現することができました。面倒見の良い先生たちが多いところが農二の魅力だと思います。
 

 

(C) 2017 The Second High School, Tokyo University of Agriculture.