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「N-Global in フィリピン セブ島」実施

 グローバル教育の一環として、今年度より高校・中等部の希望者を対象に「フィリピンセブ島研修」を行っています。

 8月1日(金)に成田空港より出発して、マクタンセブ空港に到着しました。その後、最終日まで滞在するベイフロントホテルに移動し、初日を終えました。明日は、午前中にセブ市内観光(マゼランクロス、サントニーニョ教会、サンペドロ要塞)、午後はオリエンテーション、ショッピングを行う予定です。

◆2日目の様子
 午前中はセブ市内をバスで観光しました。海岸沿いの華やかなリゾート地ではなく、大航海時代に建てられた建築物や車窓からセブの中心部を見学しました。午後は、研修のオリエンテーション、英語のレッスン、超巨大モールでショッピングを楽しみました。
 明日は、ゴミ山見学と山村集落での交流を行う予定です。

◆3日目の様子
 午前中はゴミ問題を抱える集落を訪問して,その地域に住んでいる方にお話を伺いました。道のぬかるみ、窓のない作りの家、裸足で走りまわっている子どもたち。どれも衝撃的でしたが、生徒たちは真剣に住んでいる方のお話を聞いたり、積極的に子どもたちと関わるなど、課題意識をもって主体的に取り組んでいました。
 午後は市街地の再開発で山村への移住を余儀なくされた方々が住んでいる集落を訪問し、広場で子供達に日本からの持ってきたおもちゃをあげたり、ダンスを楽しんだり、ゲームをしたり、こちらでも積極的に子供たちと交流しました。いかに自分が恵まれた環境で生きているか、幸せとは何かを考えさせられた1日になったのではないかと思います。

◆4日目
 午前中はホテルの会議室を使って、フィリピンの語学学校で勤務している英語講師によるマンツーマンレッスンを受けました。3時間、各生徒のレベルに合わせて優しくご指導いただきました。
 昼食はフィリピンで起業経験のある日本食レストランの女性社長によるランチョンミーティング。久しぶりの日本食でご飯と味噌汁をおかわりする生徒もいました。
 午後は日系企業のゴミ処理施設を訪問しました。プラスチックゴミを1塊600kgのフラフ燃料(石炭に変わるセメントを溶かすための燃料)にする施設で、埋め立てに頼るフィリピンのゴミ問題の解決に向けて取り組んでいる企業です。一筋縄ではいかないSDGsの取り組みを肌で感じることができました。
 明日は、インディアナ航空大学(保育園、小学校、中学校、高校もある)を訪問する予定です。

◆5日目の様子
 終日、インディアナ航空大学を訪問しました。
午前中は、高校生の数学、中学生の英語の授業と自己啓発の授業に参加しました。いずれも本格的な授業ではなく、交流を意識してグループで教え合ったり、レクリエーションをするような内容でしたが、同じ世代の生徒とともにとても楽しそうに取り組んでいました。昼食は学内のフードコートで食べました。サンドウィッチや唐揚げなどは定番商品をはじめ、マンゴーシェイクなどユニークなものもありました。
 午後は、まずはじめに中高生との交流会を行いました。本校の生徒はソーラン節を披露しましたが、アンコールを含めて3回も踊りました。また、インディアナの生徒がダンスをしている際は、途中から本校の生徒も参加し、大変盛り上がりました。
 最後のプログラムは大学生とのロケット製作ワークショップでした。事前に3Dプリンターで製作済みのロケットにスプレーで色を塗り、パラシュートを中に入れて、上の階から飛ばすといった内容。一人一人にロケットが用意されて、大学生が親身になって製作をサポートしてくれました。
 非常に長い1日でしたが、その長さを感じさせないくらい楽しい1日を過ごしました。

◆6日目の様子
 午前中は、4日目と同様、英語のマンツーマンレッスンを受けました。午後の卒業式でスピーチをするための原稿作成を講師と一緒に3時間取り組みました。
 午後は、卒業式。各人が渡航前にイメージしたフィリピンと実際に滞在してみて感じたこと、自分がいかに恵まれた環境で生活しているか、スラム街に住んでいる子供達にお菓子をあげた時の屈託のない笑顔など、一人ひとり研修期間中に学んだことを英語でスピーチしました。たった6時間のレッスンでしたが、英語講師のサポートのおかげでそれぞれ英語でしっかり思いを伝えることができました。
 また、式の途中でソーラン節を踊ったり、country roadを歌ったり、フィリピンの伝統的なダンス「Zumba」を踊るなど、大いに盛り上がりました。式の後は、近くのモールでショッピングを行いました。
 明日は滞在最終日となりますが、アクティビティを楽しむ予定です。

◆7日目の様子
セブ島での研修最終日です。
 天国に一番近い島で有名なパンダノン島でバーベキュー、海水浴などで楽しみました。
 ホテルからマクタン島の乗船乗り場までバスで移動し、小型船を使ってパンダノン島に向かいました。天気も良く、波も穏やかで、とても良い環境で楽しむことができました。
 島に着いたらバーベキューを行いました。南国で良く見る竹で作られた小屋の中で美味しくいただきました。食後は、エメラルドグリーン色の美しいビーチで海水浴やビーチバレーを楽しみました。
 これで現地での研修はすべて終了し、非常に充実した7日間でした。明日、帰国いたします。

(C) 2017 The Second High School, Tokyo University of Agriculture.