
Academic Programs 進路実現に向けて
進路通信を発行
本校の進路指導部より生徒・保護者の皆さんに進路・学習に関する情報を発信しています。
特に学習指導要領の改訂などにより大学入試も大きく変化しています。
その中で生徒一人ひとりの進路実現を果たすために教職員一同、全力で指導・サポートさせていただきたいと思います。
-
2024年度高校進路通信
教員が連携した指導
高校3年間での現役合格を目指して
第一志望校に向けて「3年間で現役合格」するために、学習を効率的に取り組んでいく必要があります。そのために、担任や教科担当、コース主任ならびに進路指導部が連携をとりながら「チーム」として学習指導や進路指導を行います。
また、定期試験や全国模試の結果を分析し、弱点や教科すべき分野の認識を共有して、授業や課題に活かします。

個別面談の実施
本校はクラブ活動への加入率も高く、多くの生徒が学習との両立に取り組んでいます。生徒により進路目標や生活リズムは異なりますので、生徒一人ひとりにあった個別の指導やアドバイスを個別面談を通して行っています。学習や生活の様子を含めて、生徒の様子をしっかりと把握しながら、学年やそれぞれの時期に合わせて、生徒が自己実現・進路実現できるようにサポートしていきます。


志望校検討会の実施
生徒の目標を実現するために
各コースにおいて、2年生後半から3年生のそれぞれの時期に学年主任やクラス担任、進路指導部担当教員を交えて「志望校検討会」を実施しています。
その中では生徒一人ひとりの志望校・進路目標、定期試験や模試の成績をもとに、教員間で意見交換しながら生徒に適した進路指導を模索します。大学入試も多様化して年々変化を続けていますので、その情勢に柔軟に対応すべく教員個々の知識や情報をアップデートし、ノウハウを共有しながら生徒の進路実現につなげていきたいと考えています。
志望校検討会の検討結果はホームルームや個別面談を通じて生徒にフィードバックし、生徒それぞれの進路実現をサポートしていきます。


進路研究会の実施(主に保護者対象)
年々変化する大学入試に対応するために
進路指導部では、保護者・生徒の皆さんに進路情報を提供するために、各分野の専門家を講師として招き、「進路研究会」を定期的に実施しています。令和6年度の実施内容は下表の通りです。講師は主に外部(予備校、大学の先生)の方ですが、本校進路指導部の教員が担当することもあります。現状を把握していただき、進路実現につなけていただきたいと思います。
月 | テーマ |
---|---|
4月 | 受験生への保護者のサポートについて |
6月 | 地方国公立大学の魅力 |
6月② | 大学入試について(前年度の総括・今年度の展望) |
9月 | 総合型・学校推薦型選抜について |
11月 | 大学入試動向予測、併願校の選び方 |
12月 | 難関大学の魅力について |
1月 | 医療福祉入門講座 「きっと見つかる!自分に合った専門職~医療福祉のスペシャリスト~ |
2月 | 併設大(東京農大・東京情報大)で学ぶ |
3月 | 今年度の大学入試総括 |


台湾への大学進学(2020年より連携協定を締結)
台湾への大学進学のメリットとして、①日本の大学進学と比較して学費・生活費が大幅に抑えられること、②台湾の大学からアメリカの大学に転学し、デュアルディグリー(2つの学位)の取得が可能であることが挙げられます。
中国語・英語の確かな語学力を身につけ、将来はトライリンガルのグローバル人材として国内外で活躍する道を拓きます。
台湾への大学進学を希望する生徒を支援するため、本校ではオンラインによる華語講座を実施しております。これまでに国立台湾大学(日本での旧帝大のレベル)や国立政治大学など台湾の最難関大学にも進学しており、今後の活躍が期待されます。2020年に台湾の大学との連結協定を締結以降、5年間合計で50名程度が台湾の大学に進学しています。
卒業生メッセージ
2023年卒業 国立台湾大学 N.Sさん
国立台湾大学を志望したのは幅広い選択授業があるからです。一番興味のある外国語文学以外に、第二外国語や他学科の科目も幅広く学ぶことができます。また、様々な国から学生が集まっているので、異なる文化に直に触れることができるのも魅力でした。台湾で中国語と英語のスキルを伸ばし、将来は世界を舞台にした仕事で活躍するのが夢です。
進学講習・自学習教室等について
進路実現に向けた取り組みについて
本校では通常授業とは異なる視点で、学力向上や進路実現を目指すための講習を実施しています。学習の基礎は「通常授業」ではありますが、希望者を対象に講習を実施しています。


(1)夏期講習
Ⅰ~Ⅲ期(各5日間)に分けて実施。各教科で分野やレベル等を分けて開講。
全学年 96講座 のべ 5,370名(2024年実績)
(2)推薦入試対策講座
3年生を対象に学校選抜型入試や総合選抜型入試に向けた対策を個別に行う。
生徒が受験する大学・学部・学科ごとに担当者を決め、小論文や筆記試験の添削、面接、試験の練習を行う。
3年生希望者 27大学・112名(2024年実績)
(3)私大一般・国公立二次対策講座
大学入学共通テスト後に特別カリキュラムとして、私立大学の一般入試や国公立大学の二次試験対策講座を開講する。5教科(国語、数学、英語、理科、地歴公民)の各科目でレベル別に実施している。また、進路決定者も大学入学に備えて受講を強く勧めている。
3年生希望者 24講座 のべ751名(2024年度実績)
自学習の促進
「通常授業」を軸にして、学びを深めるためには「自学習」が特に大切です。
各教科の特性に合わせて、予習や復習、演習などをしっかりと行い、自分自身で理解するまで取り組むことを大切にしています。本校では自彊室や図書室など生徒が自学習を進めやすい環境を整えています。平日は夜8時まで、休日も午後6時まで利用することができます。
また、職員室の前には机を設置し、生徒が質問しやすい環境を整えています。


高大連携授業
東京農業大学
2024年度4月より併設大学である東京農業大学主催の「STEAM教育講座」が開講されました。本講座は東京農業大学、東京情報大学の先生方がそれぞれの研究・専門分野をもとに講義内容を設定して、全15回実施されます。各回ともにオンデマンド配信され、各講義のあとにそれぞれ試験を実施します。希望者は無料で受講することができ、本校からも300名以上の生徒が受講申込みを行いました。
近年、高校教育においても分野を横断した探究学習の重要性が高まっていることから、併設高校の生徒を対象に本講座が受講できることとなりました。なお、この講座を受講し課題の合格点に達した生徒は、将来、東京農業大学または東京情報大学に入学した場合には、両大学の学則に基づく「入学前の既修得単位」として認定されます。
群馬パース大学
2018年度より、群馬パース大学との高大連携授業を実施しています。この高大連携の取り組みの目的は、高校生に大学の教育・研究にじかに触れる機会を提供し、高校と大学とでの学びの違いについて知ってもらうことです。
この取り組みを通じて、生徒たちは大学を身近に感じ、大学で学問をすることに対する意欲を高めました。




群馬医療福祉大学
臨床検査技師,臨床工学技士の役割について理解する貴重な機会です。実際に医療現場で使われている人工呼吸器(エクモなど),生体モニター,人工心肺,超音波(エコー)といった医療機器を大学の先生の指導の下,自らの手で動かし,その仕組みや役割,そして重要性について学ぶことができます。

